なぜ汗をかくと痒くなるの?~痒みの症状を悪化させる「アセチルコリン」と<発汗の大切さ>についても~

体に対して「痒み」と感じさせる物質としては「ヒスタミン」を挙げることができますが
ヒスタミンの発生以外にも、肌が痒くなる原因物質は存在します。

その1つとして、ヒスタミンに並ぶ<痒くなる>という症状を
引き起こすものに「アセチルコリン」という伝達物質があります。

このアセチルコリンは、「汗」と同時に(混ざって)分泌されるものです。

その結果として、汗をかくとが痒くなることにつながるのです。

「汗自体」が、特別な要因を抱えているわけではないのです。
(結果的な乾燥・細菌が痒みを引き起こすことには違いありません。)

また、アセチルコリンが要因となって現れる症状としては
「コリン性蕁麻疹」と呼ばれる「アレルギー性蕁麻疹」の症状があり
同じく、汗をかいた際に現れるという特徴があります。

汗とアセチルコリンの分泌は「自律神経」が鍵を握る

そもそも、<汗をかかく>という現象は
本来は<体温を下げる>という目的のために
体が勝手に判断して、勝手に流しているものになります。

そして、その調節をする存在が「自律神経」です。

自律神経は、

  • 交感神経
  • 副交感神経

以上の2つのバランスによって働くものであり
このバランスが崩れることで、「心身ともに」予想できない症状が現れます。

「自律神経失調症」を代表として

  • ほてり
  • めまい
  • 頭痛
  • 腹痛
  • 抑うつ
  • イライラ

とにかく、「何が出るかわからない」深刻なものになります。

「性ホルモン」が大きく関わるものでもあり、以上に挙げた症状は
女性に特有の「更年期障害」の一部としても知られています。

そして更年期障害とは<女性ホルモンの減少>がきっかけとなります。
(もちろん、男性にも男性ホルモンの減少によって<男性特有>の様々な症状が現れります。)

つまり「自律神経」の改善はアレルギーの緩和につながる可能性も

これらの症状は、一見アレルギー(アトピー)には
関係ないように思えますが、様々な体調の状態に影響する
「代謝」に関しても、自律神経によってコントロールされており
もちろん、「肌の調子」にも関わるものと言えます。

そして何より、アレルギーとは「自己免疫機能」に関わる疾患であり
自己免疫機能に関しても、自律神経の働きが大きなものになります。

実際に<大人になってから発症するアトピー>は
「自律神経の不調」が原因である場合も多いです。

こと<アセチルコリン>に関して言えば、「交感神経」から分泌される物質であり
過剰に分泌されているということは、当然<交感神経に問題あり>とも考えられるのです。

そのため、自律神経系が要因である症状は
自律神経の周辺環境改善によって、緩和する可能性があると考えられます。

特に「急になってしまった」場合には、より大きな要素となるはずです。

※アトピー性皮膚炎(アレルギー)の原因は、完全に解明されていません。

人それぞれ要因が異なり、あくまで一例としての考え方です。

ただし、上記の要因は「大きな可能性」であることは否定できないものと言えます。

「汗」は<悪者>ではないかもしれない?

「汗をかくと、より痒くなる」

これは、痒みの症状に対する常識的なものでもあり
言うまでもなく、アトピー性皮膚炎で悩んでいる方であれば
誰もが一度は必ず<実感>していることと思われます。

しかしながら、アセチルコリンに過剰反応するのは<アトピーの人だけ>なのです。

汗が引く際の、肌の乾燥自体は誰もが痒みの要因になりますが
健康な皮膚の場合には、アセチルコリンには<ほぼ>反応しないとされています。

もちろん、発汗は肌の状態を乱す要因でもあり
アトピー性皮膚炎の人にとって、<発汗自体がリスク>ということは前提となります。

「ちゃんとした汗をかけるようになる」ことは改善要素の1つ

また、アトピー性皮膚炎の人というのは
「正しい(正しく)汗をかけていない」とされています。

ヒスタミンには、汗を抑制する働きもあり
<基本的に発汗が少ない>ことも、アトピー患者の特徴と言えます。

そのため、

「正常な発汗(できるようになること)が、アトピーを改善する」

とも、考えることができるのです。

ただし、もちろん<リスク>があることは言うまでもなく
やはり「徐々に慣れていく」ということが不可欠になります。

そもそも<皮膚に問題を抱えている>ことが、正常な発汗ができない原因という考え方もあり
これは皮膚組織の改善が、アトピー肌の改善につながるという理論を支えるものでもあります。

いずれにしても「かいた後」に関しては、アトピー性皮膚炎であるか否かに関わらず
「しっかりふき取る」ことが大切であり、雑菌の繁殖といった<余計なリスク>を防ぐことで
少しでも対策・改善に近づけるようにしていきましょう。

 

<PR>
「代謝」からアトピーを改善したい方におすすめのアイテムの解説

関連記事

ピックアップ記事

アトピー肌の女性は乳液を使うべき?美容液・クリームだけでいい?~基礎化粧品を適切に使いこなせ!~

アトピー肌・乾燥肌と呼ばれる、外部からの刺激に敏感な肌を持った女性は 日々の「メイクアップ」に関する悩みが、人一倍特に多いことに違いありま…

ページ上部へ戻る